2011年02月07日 22:16
2010年06月25日 03:18
今年の黄金週間に米国ヨリ訪日の ニッキー・コルベット女氏の新ユニット、「 Gorevette 」の2010年、ニッポン・ツアーの T-シャツに起用して頂きました。
いつも、ボクノ様ナ田舎ノ貧乏彫師ヲ起用シテ下サリマス「 青 チャン 」、アリガトゴザアマスタ!!

公演は何処も盛況だったそうですし、
ツアーT-シャツも「 完売御礼!! 」。
青チャン の努力のタマものです!!

上は、そんな「 Nikki Corvette 」とボクのヒーローのひとり、「 Stiv Bators 」のツーショット。
ボクのスタジオ、「 Swingin' Skin 」という「 屋号 」はそんなスティヴの1stソロアルバムの中の曲、「 Swingin' A GoGo 」から頂いていたりするのです。
I'm afraid it's all confused
None of us knows what to do
Take me and divide by two
Look at me i look at you
You ask me why i tell you i don't know
Ask me why i'm, feeling so so
Let's all go !
Swingin' Skin A GoGo !!
Gimmieeee!!!!
来年もニッキーが日本に来たいッて言ってたらしいですヨ!!
しかも青チャン、山形に ニッキィー 連れて行くって、電話で軽く言ってた。
!?!?!?!
マジィデェ~!!!
今後とも、山形、酒田、刺青、Tattoo、「 彫 燕 」 を何とぞ、ごヒイキにお願いいたします!!
( あれッ ?! ヒョッとして、検索キー、並べ過ぎですか?? )
2010年06月23日 01:35
ご無沙汰です。ww
Johnny Spade の新作のリリースにともないまして、半沢さんのブログの方にリンクして頂きましたので、今回の更新はチョット仕事のお硬い話でも、、、と。
そうです、刺青 (いれずみ)、TATTOO(タトゥー) の お硬いお話。
用語の説明は面倒くさいのでナシ。
固有名詞、資料に関係する思わせぶりな振りも「 華麗にスルー 」でお願いします。
では先ず、半沢さんの紹介にもあった、今回、前回のリリースに関連するドローイングをば。

「 Rose of death 」、または「 Black rose of death 」。
死の黒い薔薇でございます。
薔薇の構成、様式を「 O.J. 」氏の1950年代のデザインをベースにすることで古さを演出できれば、、、と描いてみました。
アメリカン・トラディショナルの薔薇のモチーフには他に「 情熱の赤い薔薇 」、「 幸福の黄色い薔薇 」もあるようです。
組み合わせも多種多様で 今も昔も人気のモチーフですネ。
薔薇に限らず、図柄の組み合わせで意味あいも変わってくるのが「 アメリカン・トラディショナル・タトゥー 」の魅力でもあります。
できる限り、その図柄の裏にある意味や意匠を理解したうえで提供していきたいものです。
ココ数年、「 JOHNNY SPADE 」に納入するデザインの殆どのモノはどれもネタ元は、有名な資料や高名で偉大な先逹の 「 Flash 」を 「 Redrawn 」したものですので、ご同業の方達でしたらすぐにお分かりになる様な図柄が多いと思います。

上の写真のシートは「 胸のワンポイントにプリントする。 」ということを前提にしたうえで図柄を描きました。
一つづつ説明を致しますと、、、
左上の「 J O S P 」のレターと右上のスカルはハワイの伝説的なアーティスト「 S.J.C. 」氏が元ネタになってます。
上段中の ブラックパンサー は「 R.J. 」氏の50年代の Flash からのリドローンで「 BORN TO RAISE HELL 」の文字を「 ACE OF JOHNNY SPADE 」に置き換え。
左下の スカル は「 E.B. 」氏の50年代の Flash からでリボンの中の文字を「 U.S.★A.F. 」から「 JOHNNY SPADE 」に置き換え。
上記の二つは1890~1965年までのアメリカの古いタトゥーデザインで構成された有名な資料、「 F.F.P. 」に掲載されているものです。
この「 F.F.P. 」、少し前まではアメリカの某オークションサイトで「1500ドル(!!)」という値段で取引されるほどプレミアが付いていたそうです。( Hiroyuki氏 談。)
ちなみに定価は「 20ドル 」の本です。
数年前には現代のアーティスト達が偉大な先達へのオマージュとして、この「 F.F.P. 」をリドローンした本が刊行されました。
これからのアメリカン・トラディショナルの可能性と先人への感謝と愛情に溢れた素晴らしい企画の本でした。
原本と一ページ、一ページゆっくり見比べていくと、ただのリドローン作品の寄せ集めで作られた本などではなく、そこに参加したアーティスト達が古いモノでは120年も前のタトゥーの下絵を現代的にだったり、個々の作家性を強く打ち出したり、意外とそのままだったり、、、と多種多様な解釈がある事を教わりました。

ダガーのモチーフも古くから愛され続けてきた定番の図柄だと思います。
左の横向きのスカルの部分は「” B” J.L. 」氏の1940年代のリドローン。
右のスカルは 「 D.F. 」氏のリドローンで年代は不詳。
オーダー当初の 半沢さん からの指示は、『 ロングスリーブ T-シャツの袖にプリントする。』、『 ダガーとスネークとかどう?? 』でした。
そうそうボクもアイディアやネタ、描き分けられるだけの画力も無いですから、「 去年もダガーとスネークはやったじゃないですか?! 」と切り返します。
「 J O S P 」のファンの皆様に『 なんだコレ? 去年のヤツと一緒じゃねーか?? 』とか、最悪なのは『 去年のヤツを買ったから今年のはいいや。同じだし。 』とかゆう風な方向に行くのが一番怖いわけです。
半沢さんはとても優しい、頼りになる兄貴のような人ですが、たまに、今回のようにサラッと無茶振りも。
けど、できるだけ描こうと頑張ってみたりもします。

上はボツ稿。
ボツの理由は「 描いてて、何かシックリこない。 」
で、悶々としながら時間だけが過ぎて行くわけです、、、
、、、そんな時は、半沢さんの意向を無視したりします。ww
両脇二つの図柄がその結果な訳ですが、完全無視を決め込む訳にも行きませんので、半沢さんの指示の中から「 ダガー 」と「 袖にプリント 」という二大要素を抽出して描いて送ったところ、「 ダガーとスネーク 」じゃない図柄が「 半袖 T-シャツのバックプリント 」として製品が上がってきました。www
真ん中は半沢さんの意向に沿いながらも昨年リリースしていただいたモノとは別なアプローチをボクなりに掛けたつもりで描いてみました。
下が昨年リリースされた「 ダガーとスネーク 」。

、、、長くなってきましたので、また次の機会にでも。
、、、仕事のお硬い話ですし。
、、、アーティストや本の名称も分かりづらいですしネ。
音楽業界では「 Cover 」と呼ばれる表現とタトゥー業界では「 Redrawn 」と呼ばれる手法が近いと思うのですが、それで合ってますかネ??
まァ、あくまでもボク個人の解釈なのですが、どうなんでしょうか??
今回のタイトルは大好きな 「 HANOI ROCKS 」のギタリストでメイン・ソングライターの「 Andy McCoy 」の2nd ソロ・アルバムのタイトルをまんまパクり。
「 Building on tradition 」
伝統ニモトヅク構成、、、。
Johnny Spade の新作のリリースにともないまして、半沢さんのブログの方にリンクして頂きましたので、今回の更新はチョット仕事のお硬い話でも、、、と。
そうです、刺青 (いれずみ)、TATTOO(タトゥー) の お硬いお話。
用語の説明は面倒くさいのでナシ。
固有名詞、資料に関係する思わせぶりな振りも「 華麗にスルー 」でお願いします。
では先ず、半沢さんの紹介にもあった、今回、前回のリリースに関連するドローイングをば。

「 Rose of death 」、または「 Black rose of death 」。
死の黒い薔薇でございます。
薔薇の構成、様式を「 O.J. 」氏の1950年代のデザインをベースにすることで古さを演出できれば、、、と描いてみました。
アメリカン・トラディショナルの薔薇のモチーフには他に「 情熱の赤い薔薇 」、「 幸福の黄色い薔薇 」もあるようです。
組み合わせも多種多様で 今も昔も人気のモチーフですネ。
薔薇に限らず、図柄の組み合わせで意味あいも変わってくるのが「 アメリカン・トラディショナル・タトゥー 」の魅力でもあります。
できる限り、その図柄の裏にある意味や意匠を理解したうえで提供していきたいものです。
ココ数年、「 JOHNNY SPADE 」に納入するデザインの殆どのモノはどれもネタ元は、有名な資料や高名で偉大な先逹の 「 Flash 」を 「 Redrawn 」したものですので、ご同業の方達でしたらすぐにお分かりになる様な図柄が多いと思います。

上の写真のシートは「 胸のワンポイントにプリントする。 」ということを前提にしたうえで図柄を描きました。
一つづつ説明を致しますと、、、
左上の「 J O S P 」のレターと右上のスカルはハワイの伝説的なアーティスト「 S.J.C. 」氏が元ネタになってます。
上段中の ブラックパンサー は「 R.J. 」氏の50年代の Flash からのリドローンで「 BORN TO RAISE HELL 」の文字を「 ACE OF JOHNNY SPADE 」に置き換え。
左下の スカル は「 E.B. 」氏の50年代の Flash からでリボンの中の文字を「 U.S.★A.F. 」から「 JOHNNY SPADE 」に置き換え。
上記の二つは1890~1965年までのアメリカの古いタトゥーデザインで構成された有名な資料、「 F.F.P. 」に掲載されているものです。
この「 F.F.P. 」、少し前まではアメリカの某オークションサイトで「1500ドル(!!)」という値段で取引されるほどプレミアが付いていたそうです。( Hiroyuki氏 談。)
ちなみに定価は「 20ドル 」の本です。
数年前には現代のアーティスト達が偉大な先達へのオマージュとして、この「 F.F.P. 」をリドローンした本が刊行されました。
これからのアメリカン・トラディショナルの可能性と先人への感謝と愛情に溢れた素晴らしい企画の本でした。
原本と一ページ、一ページゆっくり見比べていくと、ただのリドローン作品の寄せ集めで作られた本などではなく、そこに参加したアーティスト達が古いモノでは120年も前のタトゥーの下絵を現代的にだったり、個々の作家性を強く打ち出したり、意外とそのままだったり、、、と多種多様な解釈がある事を教わりました。

ダガーのモチーフも古くから愛され続けてきた定番の図柄だと思います。
左の横向きのスカルの部分は「” B” J.L. 」氏の1940年代のリドローン。
右のスカルは 「 D.F. 」氏のリドローンで年代は不詳。
オーダー当初の 半沢さん からの指示は、『 ロングスリーブ T-シャツの袖にプリントする。』、『 ダガーとスネークとかどう?? 』でした。
そうそうボクもアイディアやネタ、描き分けられるだけの画力も無いですから、「 去年もダガーとスネークはやったじゃないですか?! 」と切り返します。
「 J O S P 」のファンの皆様に『 なんだコレ? 去年のヤツと一緒じゃねーか?? 』とか、最悪なのは『 去年のヤツを買ったから今年のはいいや。同じだし。 』とかゆう風な方向に行くのが一番怖いわけです。
半沢さんはとても優しい、頼りになる兄貴のような人ですが、たまに、今回のようにサラッと無茶振りも。
けど、できるだけ描こうと頑張ってみたりもします。

上はボツ稿。
ボツの理由は「 描いてて、何かシックリこない。 」
で、悶々としながら時間だけが過ぎて行くわけです、、、
、、、そんな時は、半沢さんの意向を無視したりします。ww
両脇二つの図柄がその結果な訳ですが、完全無視を決め込む訳にも行きませんので、半沢さんの指示の中から「 ダガー 」と「 袖にプリント 」という二大要素を抽出して描いて送ったところ、「 ダガーとスネーク 」じゃない図柄が「 半袖 T-シャツのバックプリント 」として製品が上がってきました。www
真ん中は半沢さんの意向に沿いながらも昨年リリースしていただいたモノとは別なアプローチをボクなりに掛けたつもりで描いてみました。
下が昨年リリースされた「 ダガーとスネーク 」。

、、、長くなってきましたので、また次の機会にでも。
、、、仕事のお硬い話ですし。
、、、アーティストや本の名称も分かりづらいですしネ。
音楽業界では「 Cover 」と呼ばれる表現とタトゥー業界では「 Redrawn 」と呼ばれる手法が近いと思うのですが、それで合ってますかネ??
まァ、あくまでもボク個人の解釈なのですが、どうなんでしょうか??
今回のタイトルは大好きな 「 HANOI ROCKS 」のギタリストでメイン・ソングライターの「 Andy McCoy 」の2nd ソロ・アルバムのタイトルをまんまパクり。
「 Building on tradition 」
伝統ニモトヅク構成、、、。
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